自分でできる範囲
家庭で安全にできるのは、次の3か所です。
| 場所 | 頻度の目安 | やり方 |
|---|---|---|
| フィルター | 2週間に1回 | 取り外して掃除機でほこりを吸い、汚れがひどければ水洗いして陰干し |
| ルーバー(風向き板)と吹き出し口 | 月1回 | 電源を切り、固く絞った布で拭く。奥に手を入れない |
| 本体の外側と室外機のまわり | シーズン前 | 本体は乾拭き。室外機は吸い込み口の落ち葉やごみを取り除く |
フィルターをこまめに掃除するだけで、電気代の無駄と内部の汚れの進行をかなり抑えられます。お掃除機能付きの機種でも、ダストボックスにたまったほこりは自分で捨てる必要があります。
業者に任せる範囲
内部の熱交換器(アルミのフィン)、送風ファン、ドレンパンは、業者に任せる範囲です。
- 送風ファン。カビとほこりがたまりやすい部品ですが、奥にあって手が届かず、分解しないと洗えません。
- 熱交換器。フィンが薄くて曲がりやすく、洗浄剤が残ると腐食の原因になります。
- ドレンパン。結露水を受ける皿で、ぬめりが水漏れの原因になります。取り外しには分解が必要です。
業者は本体カバーとファンを外し、電装部分を養生してから高圧洗浄します。この工程を家庭で再現するのは現実的ではありません。
市販のスプレーで失敗しやすい点
エアコン洗浄スプレーは手軽ですが、次の失敗が多く報告されています。
- 洗浄液がフィンの奥で乾かず、かえってカビの温床になる
- 電装部分にかかって故障や発火の原因になる
- ドレンホースが詰まり、水漏れが起きる
- 送風ファンまでは届かないので、ニオイの原因が残る
使う場合は説明書の範囲を守り、電源プラグを抜いて、電装部分に絶対にかけないでください。ニオイが取れない、風が弱いといった症状は、スプレーでは解決しないことが多く、業者のクリーニングか買い替えの判断になります。
業者に頼む頻度の目安
| 使い方 | 頻度 |
|---|---|
| 夏だけ使う | 1〜2年に1回 |
| 冷暖房で通年使う | 年1回 |
| ペットがいる、キッチンに近い、喫煙する | 年1回以上 |
繁忙期(6〜8月)を避けて依頼すると、日程も料金も取りやすくなります。費用の目安は「エアコンクリーニングの費用相場と時期」の記事にまとめています。
こんな症状が出たら業者へ
- 運転開始時にカビ臭い風が出る
- 吹き出し口の奥に黒い点々が見える
- 冷えが弱くなった(フィルター掃除で改善しない場合)
- 本体から水が垂れる
- 運転中に異音がする
水漏れと異音は汚れではなく故障の可能性があるので、クリーニングの前に修理の相談をしてください。
出典
見積を取る前に
業者を探すときは、1社に絞らず 2〜3社の見積を取り、内訳(作業費・出張費・処分費・追加料金の条件)を同じ項目で比べてください。相見積もりの取り方は ガイド記事 にまとめています。