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遺品整理公開 2026.09.27

特殊清掃の流れと費用|賃貸で誰が払うか、何を先に決めるか

孤独死や事故のあった部屋の清掃について、依頼から作業完了までの流れ、費用の内訳、賃貸の場合の費用負担、保険や管理会社との調整の順番を事務的にまとめました。

最初に決めるのは「誰が依頼者になるか」

特殊清掃は、遺品整理と違って作業を急ぐ必要があります。ただし、急いで業者を呼ぶ前に、依頼者を誰にするかを決めておくと後の精算が楽になります。

  • 持ち家: 相続人が依頼者になります。相続放棄を検討している場合は、片付けを進めると単純承認とみなされる可能性があるため、先に弁護士か司法書士に確認してください。
  • 賃貸: 契約上の原状回復義務は借主(亡くなった方)にあり、連帯保証人や相続人が引き継ぎます。ただし管理会社や大家が先に業者を手配することもあるので、まず管理会社に連絡して、誰が依頼者になるかを決めます。

依頼から完了までの流れ

  1. 現地確認。業者が汚染の範囲と臭気の程度を確認します。写真で概算を出す業者もありますが、確定金額は現地確認後になります。
  2. 見積と作業計画。汚染物の撤去、消臭、消毒、必要なら床材や壁紙の解体まで、どこまでやるかを決めます。
  3. 作業。数時間から数日です。臭気が強い場合はオゾン脱臭を数日かけて行います。
  4. 完了確認。臭気の残りと、撤去・消毒の範囲を立ち会いで確認します。遠方の場合は写真報告で代替できます。
  5. 遺品整理へ。特殊清掃が終わってから、通常の遺品整理に移ります。同じ業者に続けて頼むと日程調整が楽です。

費用の内訳

項目 費用の目安
汚染物の撤去(1室) 30,000〜100,000円
消臭・消毒 30,000〜150,000円
オゾン脱臭(日数による) 30,000〜100,000円
床材・壁紙の解体撤去 汚染範囲による
遺品整理(別途) 間取り別の相場を参照

汚染の範囲と経過日数で費用は大きく変わります。「1室いくら」と電話で即答する業者より、現地確認を前提にする業者の方が、後から追加請求が出にくい傾向があります。

賃貸で費用の負担がどうなるか

賃貸物件では、次の順番で調整するのが一般的です。

  1. 管理会社に連絡。作業の前に必ず連絡します。無断で業者を入れると、原状回復の範囲をめぐって行き違いが起きます。
  2. 保険の確認。借主が加入していた家財保険や、大家が加入している孤独死保険で、清掃費用や原状回復費用が補償されることがあります。証券を探して確認してください。
  3. 原状回復の範囲を決める。通常の経年劣化は借主負担になりません。特殊清掃で必要な範囲と、リフォームの範囲は分けて見積を取ります。
  4. 精算。相続人が支払い、保険金が出れば後から補填されます。

業者に確認すること

  • 特殊清掃の実績があるか(遺品整理の業者がすべて対応できるわけではありません)
  • 汚染物の処分方法(一般廃棄物または産業廃棄物の許可業者と提携しているか)
  • 消臭の方法と、臭気が残った場合の再作業の条件
  • 近隣への配慮(作業車の表示、作業時間帯)
  • 立ち会いなしでの作業と写真報告に対応できるか

作業の内容は事務的に進めて問題ありません。感情面の負担が大きい場合は、立ち会いを親族や知人に代わってもらうことも検討してください。

出典

見積を取る前に

業者を探すときは、1社に絞らず 2〜3社の見積を取り、内訳(作業費・出張費・処分費・追加料金の条件)を同じ項目で比べてください。相見積もりの取り方は ガイド記事 にまとめています。

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