自治体の対応は3パターンに分かれる
ハチの巣への自治体の対応は、住んでいる市区町村によって大きく違います。おおむね次の3パターンです。
- 職員が駆除に来る。スズメバチに限って無料で対応する自治体があります。対象は個人宅の敷地内で、営業目的の施設は対象外という条件が付くことが多いです。
- 補助金や助成金が出る。業者に依頼した費用の一部(上限つき)を後から補助する仕組みです。申請には領収書と巣の写真が必要になります。
- 相談窓口の案内だけ。自治体は駆除をせず、業者の探し方や防護具の貸し出しを案内します。都市部の多くはこの形です。
どのパターンかは「市区町村名 ハチ 駆除」で自治体サイトを検索すると、環境課や生活衛生課のページに書かれています。まず自治体のページを見てから業者を探すと、無駄な出費を避けられます。
公園や道路の巣は管理者に連絡する
自宅の敷地でなければ、駆除の責任は土地の管理者にあります。
- 公園、街路樹、道路の標識: 市区町村の公園緑地課や道路管理課
- 電柱: 電力会社または通信会社
- 賃貸住宅の共用部: 管理会社または大家
- 隣家の敷地: 隣家の持ち主。直接言いにくい場合は自治体の相談窓口を通す
自分で駆除してよい範囲
アシナガバチの小さな巣(握りこぶし程度まで)で、手が届く低い位置にあり、市販のハチ用スプレーが使える状況なら、自分で駆除する人も多いです。日没後にハチが巣に戻ってから、長袖・手袋・帽子で肌を覆い、風上から噴射します。
次の場合は自分で対応せず、業者か自治体に頼んでください。
- スズメバチの巣(丸い外皮に覆われたボール状の巣)
- 屋根裏、壁の中、床下、土の中など、見えない場所にある巣
- 巣が高い位置にあり、脚立が必要
- 過去にハチに刺されたことがある(アナフィラキシーの危険)
業者に頼む場合の費用の目安
| 種類 | 費用の目安 |
|---|---|
| アシナガバチ | 8,800〜20,000円 |
| スズメバチ | 15,000〜50,000円 |
| ミツバチ | 15,000〜40,000円(巣の撤去に手間がかかる) |
高くなる要因は、巣の位置(屋根裏や壁の中は解体を伴う)、巣の大きさ、深夜や休日の対応です。見積で「巣の撤去まで含むか」「戻りバチへの対応があるか」を確認してください。駆除の直後は外出していたハチが戻ってくるので、戻りバチ対策を含む業者の方が安心です。
見積時に伝えること
- 巣の写真(遠くから撮影したもので十分です)
- 巣の位置と高さ
- ハチの色と大きさ(スズメバチかアシナガバチかの判断材料になります)
- 自治体の補助金を使う予定があるか(領収書の書式に関わります)
出典
見積を取る前に
業者を探すときは、1社に絞らず 2〜3社の見積を取り、内訳(作業費・出張費・処分費・追加料金の条件)を同じ項目で比べてください。相見積もりの取り方は ガイド記事 にまとめています。